アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は痒みのある湿疹が、軽快と悪化を慢性的に繰り返す病気です。皮膚は乾燥しやすく、頬や額、関節の内側に湿疹があり、アレルギー疾患の既往や家族歴があるなどが特徴です。血液検査で重症度の評価や悪化因子の確認を行うこともあります。
治療では➀皮膚の清潔と保湿、②薬物治療、③悪化因子の除去が大切です。ステロイド外用薬が治療の基本となりますが、薬の副作用を避けながら皮膚を良い状態に保つためプロアクティブ療法や、ステロイド外用薬以外にJAK阻害薬やPDE4阻害薬、タクロリムス軟膏を選択しています。