食物アレルギー
食物アレルギーの原因として卵、牛乳、小麦が全体の7割ほどを占め、それ以外に木の実類、ピーナッツ、果物類、魚卵、甲殻類などがあります。典型的な即時型症状では、摂取後15分から2時間以内に蕁麻疹や咳、喘鳴、嘔吐、下痢が引き起こされます。
当院では疑われる食物の摂取状況と症状を確認のうえ、血液検査(特異的IgE抗体検査)などを参考に診断を行います。原因食物の種類や年齢、重症度に応じて治療を検討し、年齢を経るにつれ改善が期待できる場合には部分除去もしくは完全除去を行いながら自然治癒を待つこととしています。
即時型症状以外にも、食物アレルギーの関与する乳児アトピー性皮膚炎、食物依存性運動誘発性アナフィラキシー、口腔アレルギー症候群、新生児乳児消化管アレルギーがあり、それぞれ症状や発症年齢、原因食物に特徴があります。気になる症状がありましたら、ご相談ください。